VMware Converterで物理マシンを仮想化(P2V)

  

試してみる。古いWindows 2000の物理マシンを仮想化。

 

 

基本的な流れはVirtual Serverの仮想イメージのインポート時と変わらず。

異なるのはP2Vの場合物理マシン側にエージェントがインストールされる点。

  

  

 

物理マシンへの接続設定。IPとAdmin権限を持つアカウント、パスワードを指定。

 

 

netstatの結果を見る限り、Converterは物理マシンに対してNetBIOSを使って通信しているようだ。

NetBIOSを無効化しているマシンの場合は注意が必要。*1

  

Yesをクリック。物理マシン側にそれらしきディスクアクセスあり。

 

  

ディスク容量の設定後、以下の画面に。

 

 

仮想イメージの格納場所をUNCで指定。

  

この後NICの設定やカスタマイズ設定を行うと、物理マシンが自動的にリブートされる。

リブート後、エージェントと通信開始・・・と思ったがインポートが始まらない。

  

物理マシン側のイベントログを見ると、VMware Converter Serviceが起動に失敗している。

手動で起動させるとうまくいった。サービスの起動順序の問題?NetBIOS over TCP/IPとか。

 

VMware Converter Service サービスへの接続中にタイムアウト (30000 ミリ秒) になりました。 

 

VMware Converter Service サービスは次のエラーのため開始できませんでした: 

そのサービスは指定時間内に開始要求または制御要求に応答しませんでした。  

  

VMware Converter側でインポートタスクを一旦Stop。停止後、タスクを右クリックしてEditを選択。

UNCで管理共有を使うのをやめ、\\192.168.1.5\VMwareに設定した共有を指定するようにした。*2

 

  

どうやら、うまくいったようだ。

  

ちなみに、VMware Converter Serviceは物理マシンから自動的に削除されなかった。

*1:未確認だが他にも必要なポートがあるらしい。通信経路上にファイアウォール等ある場合は注意。http://communities.vmware.com/message/567860

*2:かなりどうでもいい系の備忘だが、パスを\\192.168.1.5\VMware\Windows 2000 Serverと設定すると、仮想イメージは\\192.168.1.5\VMware\Windows 2000 Server\<仮想マシン名>の以下に作成される。「Windows 2000 Server」部分はいらんかったな。本当にどうでもいいな。