論より詭弁 反論理的思考のすすめ



読んだ。


論より詭弁 反論理的思考のすすめ (光文社新書)
香西 秀信
光文社
売り上げランキング: 77463
おすすめ度の平均: 4.0
5 論理的なはずなのにうまくいかないと感じたら読みたい
5 論理的思考の急所
4 詭弁を見破る力を養うために
2 詭弁とは何か
3 像を撫でつつ、かく語りき



タイトルに「反論理的思考」とあるが、論理的思考を否定するということではなく、古来より「詭弁」と呼ばれてきた議論の手法を分析することにより、論理的思考が陥りがちな弱点を知り、そして、その弱点をいかにうまく補うかを知る、というのが本書のキモと感じた。


詭弁の罠に陥らないためにも、資料を作成する時には、「言い方、そしてトピックの順番に気を配る」という点や、「その定義は何か?(言葉の揺れ)」に注意しなければならんなと改めて思った。



ちなみに、全然本の内容と関係ないけど、哲学系の学者さんが時折見せる皮肉や、自虐的な記述にはいつもクスリとさせられる。