脳と気持ちの整理術
本は10冊同時に読め!によれば、普段大して本を読まないのに、ベストセラーになった本だけたまに読むような輩が一番ダメらしい。それなんておれ?
脳と気持ちの整理術―意欲・実行・解決力を高める (生活人新書)
- 作者: 築山節
- 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
- 発売日: 2008/04
- メディア: 新書
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なんかどっかで読んだことある気がすると思ったら、昔同じような本書かれてましたね・・・。
今回学んだこと。
1、マーケティングの「ネットワーク効果」は、どうやら脳にも同じことが言えるらしい。
基礎から地道な努力を続けていると、最初は時間がかかっても、ある段階から、脳の成長が加速度的に速くなっていくということです。
脳は「少しずつ」「一歩ずつ」がもっとも合理的であるようにできています。
最初、勉強や練習の効果はなかなか見えてこないが、ちょっとずつちょっとずつ努力していると、ある時ラーニングカーブが一気に伸びる瞬間がある。まあ、そこでまた停滞するんだけど。でもそこで腐らず努力を続けていると、また大きく伸びる瞬間がある。体験的に感じていることだけど、脳の専門家に言ってもらえると若干うれしかったりする。
2、「準備」は、やっぱり重要であるということ。
準備や予習は歳を取ってからこそ大切になる
脳を休めなければ、大きな思考はできない
自分は機転が効いたり、何事にも臨機応変に対応できるタイプではないので、予習ってすごい大事だなと日々痛感する。予習をすると、仕事でも何でも自信を持って取り組むことができる。自信があると、自信がない時と比べて明らかにパフォーマンスが違ったりする。
あと、仕事でも遊びでも何でもそうだけど、休む時はしっかり休んで次の戦いに備えないと、パフォーマンスは発揮できない。これも、一種の準備なはず。
3、「まとまった時間ができることなどない」
1時間ぐらいのまとまった時間が取れなくて、〜の勉強ができないとか、俺じゃん。著者は30代ぐらいの頃そうだったらしい。確かに10分とか20分ぐらいの細切れの時間だったら1日に結構あるわけで、まだまだ日々の過ごし方に改善余地ありそう。
4、下積みはやっぱり必要であるということ
良いアイデアを生み出す段階
- 自由に遊んだり、勉強したりして、雑多な情報に接している段階。
- 目的意識、問題意識を持ち、必要な情報を脳に入力しようとしている段階。
- 与えられた制約の中で、必死でアイデアを生み出そうとしている段階。<<
良いアイデアを生み出すために必要な三点
A 教科書的な考え(既存のもの)
B それに対する自分の考え
C 社会の現状(現実)
これを見て、ボスコンの内田って人の書いた仮説思考とかいう本を読んだことを思い出した。曰く、筋の良い仮説を立てられるようになるためには、経験が必要であるとあった気がする。むべもない。
どうやら、
- 完璧じゃなくていいので、とりあえず基本的なことを理解する
- 自分の中で熟成させる。あーだこーだ、考えてみる。腹に落ちるというのだろうか
- ここに至ってやっと、日常ふと、「あれ?これもしかして」という瞬間があるようになる
というのは色々なところで応用できるようである。
というわけで、やっぱり基本的なことが理解できるよう、日々がんばっていこうと思った。こればっかり・・・。