本を読み、人と会い、考えるということ


はてブするだけだと埋もれてしまうので、やっぱりメモしておく。


まず入社して十年間は泥のように働いてもらう――丹羽宇一郎さん
http://blog.goo.ne.jp/chorinkai/e/94a4561ce8f3661624dd94bdab5a9524

会社に入ったら、自分の力を自分で評価してはいけない。学生時代は点数化できる知識の量で評価されるが、会社は社員の能力のうち数値で測れない部分をじっと観察しているということを覚えておいてほしい。


評価するのは未知の世界に挑戦する情熱、逆風での競争力があるか。さらに相手の立場や社会的な視点から物事を考えられる良識と常識を持っているかだ。必要とされている、頼りにされているという実感こそが働きがいにつながる。


リーダーとしての資質は仕事でしか磨くことができない。うちの会社は入社したら完全なゼロからのスタート。平等に機会を与え、だれにも平安な道を用意するつもりはない。厳しくかつ戦略的に鍛え上げる。


まず入社して十年間は泥のように働いてもらう。はい上がる気力や苦しい時に周囲を思いやる気持ちを育てるには、どん底に突き落とすしかない。入社4年までに全員を海外に研修に出す。海外の若者がどれだけハングリーに働いているかを見てきてほしい。


毎日深夜まで会社にいろとは言わない。本を読み、人と会い、ものを考えることで知的能力を再生産する努力を続けることだ。大変ですよ。ついて来られない社員が出ても仕方ない。


次の十年間は徹底的に勉強させる。経営の環境は刻々と変わる。現場で感じた疑問を勉強で解消し、学んだことを現場で検証する。昨年からビジネススクールに短期間通わせている。二十年間以降は本物のリーダーとして人間性そのものに磨きをかけさせる。本気で人材を育てるつもりなら、十年単位の時間と費用をかける必要がある。経営者にとって最大の仕事だ。


こころにしみる、すごくいいことば。結局、本を読んで学び、人と会って切磋琢磨し、常に考え抜くことが大事なんだなあ。


あと、10年間こき使われるだけで終わるか、それとも10年間の経験を自分の糧とできるかどうかは、結局自分次第なんじゃない?自分のやりたいこと、好きなこと、目標を明確にして、そのためにはどうすればいいか考えて行動し続けることが重要と思うけどな。SIerに就職するとだめで、伊藤忠に就職するとおkなんて、そんな単純なもんじゃないと思うけど。