究極の思考術―あなたの論理思考力がアップする「二項対立」の視点15



正直、タイトルには引いてしまったのだが、とりあえず読んでみた。


究極の思考術―あなたの論理思考力がアップする「二項対立」の視点15
木山 泰嗣
法学書院
売り上げランキング: 4891
おすすめ度の平均: 4.5
5 意外に読みやすい
4 論理的な思考力とは何か
5 法学部生や、司法試験受験生にお薦め



著者も述べているとおり、本書のメインテーマである「二項対立」は、論理的思考の中の、一部分でしかない。しかし、「二項対立」の視点の考え方が非常にシンプルで、且つ利用シーンが多いと想定されることから、Quick-Winとしてメインテーマに選ばれたようだ。


二項対立の例として、概念と具体例をセットにして15の視点が紹介されているが、この15ある視点を暗記するだけではあまり意味なくて、どんどん使ってみないと腹落ちしなさそうだ。重要なことは、議論に際しては「論点は何か?」を常に意識し、そして論点に対して、議論の参加者それぞれにとっての「視点は何か?」を瞬時に見極めることだ。単に本書の15の視点を手帳とかにメモするだけでは、何の意味もない。


とりあえず、会社での議論とか、あと、ニュース見たり新聞読んだりした時に、意識してみますか。