「考え方」の考え方 すぐれた企画は30秒で伝わる
企画やアイデアを考える際の「考え方」のコツを説いた本書。
別に企画やアイデアに飢えているから、本書を手に取ったのではない。
「ホイチョイ・プロダクションズのブレーン」
というキーワードに惹かれたのだ。
ホイチョイ・プロダクションズは、言わずと知れた「気まぐれコンセプト」の作者集団である。「気まコン」大好き。
「考え方」の考え方 すぐれた企画は30秒で伝わる
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指南役
大和書房
売り上げランキング: 6901
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おすすめ度の平均:
普通の指南役アイデア本としては、普通・・・かな。
良くも悪くも広告・マスコミ業界用
優れた企画に特殊な才能は要らないよと安心させてくれる一冊
シンプルでおもしろい!!
本書の内容は、至ってシンプル。1時間もあれば、全て読みきれる文量でしかない。
本書ではアイデアの「考え方」にまつわる18のヒントが紹介されているが、私の場合はアイデアを考える時というか、むしろ自分がPowerPointやWordで提案書や報告書を作成する時を思い浮かべ、「おー! あるあるw」とニヤニヤすることしきりだった。
結構、実践的な内容を含んでいると思う。「とりあえず書き始める」とか、「ルビッチならどうする?」とかね。
本書のエッセンスはと言えば、ぶっちゃけ外山 滋比古さんの「思考の整理学 (ちくま文庫)」とかなりかぶっているが・・・。基本は、日々の思いつきを蓄積する→思いつきを寝かせる→「必要に駆られたタイミング」で、蓄積した思いつきを活用し、とにかく何かアウトプットを出す→推敲し、推敲し、推敲する、の繰り返し。シンプルではあるが、実行し続けることは難しい。そのコツコツ続けられるかどうかが、まさに「コツ」なのだろう。