論理思考トレーニング

外山滋比古「思考の整理学」と勘違いして買った。名字が漢字2文字、名前が漢字3文字で、「思考」に関する本、とぼんやり覚えていたので、間違えた・・・。頭沸いてる?



でも内容には満足。読書家の人は、しばし「本は考えながら読む」と言う。本を読んでいるとあれこれ思うところはあるのだが、考えながら読むってどういう状態なんだろうかと常に思っている。本書は例題として文章を提示し、それに関して論理的に考える上で必要な「コツ」を解説している。例題を解きながらなので、「考えながら読む」上で気をつけるべき点がわかりやすかったように思う。回答例については同意しかねるものがあったが。そもそも正答なんかないんだろう。


「考えながら読む」場合のチェックポイントとして、

  • 主張は何か?
  • 主張の論拠、または根拠(データ)は何か?
  • 論拠は妥当か?根拠として挙げられているものは、本当にそうか(信用できるか)?
  • あいまいな記述、言葉はないだろうか。推測すると、その記述・言葉の意味するところは何なのか?
  • 反論したくなる点はないか?
  • 主張に納得できたとして、ちょっと視点を変えて、異なる主張は思いつかないか?



を今後意識していきたいと思った。