外資系トップの仕事力―経営プロフェッショナルはいかに自分を磨いたか


いい本だ。

外資系トップの仕事力―経営プロフェッショナルはいかに自分を磨いたか

外資系トップの仕事力―経営プロフェッショナルはいかに自分を磨いたか


外資系トップ」ということばには、何か非常に「スマートな」イメージが伴うのかもしれない。大企業に就職し、MBAを取得し、華々しく転職を繰り返し、企業のトップにまで上り詰めるような。

本書でも、外資系企業エグゼクティブの華々しい経歴が語られている箇所はある。でも、一番心を打たれるのは、彼らがキャリアをスタートさせた頃から持ち続けている「熱い想い」だろう。

「寝食を忘れて打ち込める仕事に携わりたい」
「とにかく、お客様の笑顔が見たい」
「プロフェッショナルとして、自分の名前で勝負できるようになりたい」

外資系トップにも、若い頃当然同僚がいただろう。そこで差が生まれたとすれば、先天的な能力よりも、仕事に対する熱い想いがあったからではないだろうか。

読んでいると、すごく胸が熱くなります。将来のキャリアに漠然と不安を覚えている方など、特におすすめ。